最近、キャンプや車中泊などのアウトドア時や、災害時の備えに注目を集め人気が出てきているポータブル電源(非常用電源)。冬場のキャンプや、災害時の停電の際など、何かと便利なポータブル電源ですが、たくさんのメーカーから複数の種類がでているため、どれを購入すればよいのかイマイチわからないという方も多いのではないでしょうか。
日頃からキャンプを楽しむ方向けや、防災に適したモデルを購入したい方など、用途は人それぞれかと思いますが、いつ何が起こるかわからない昨今のために、今回は簡単にわかりやすくおすすめのポータブル電源のブランドを説明して行こうと思います。
ポータブル電源とは?
皆さんの身近なものに、モバイルバッテリーがあるかと思います。スマホの充電が切れたとき用に携帯できるので持ち運んでいる方も多いのではないでしょうか?
そして、とてもわかりやすく言うと、それのビッグバージョン、スーパーバージョンがポータブル電源といった感じです。
ポータブル電源は、モバイルバッテリーと違って
・バッテリー容量が大きい
・AC出力(コンセントから供給されている電源)やシガーソケットなどもついている
という特徴があります。
つまり…スマホだけではなく、PC、TV、扇風機、ヘアドライヤーや電気毛布などが使用可能!
また、出力や容量によっては電気ケトルやミニ冷蔵庫、電子レンジ、なども使用可能!
と、1台持っているとキャンプなどのアウトドア時だけではなく、災害時にも安心ですよね。
また、ポータブル電源は片手で持てるサイズから、両手で抱えて運ぶ大きめのサイズまで様々で、大容量タイプは車があれば運べるので使用目的に沿った容量のポータブル電源の購入を検討すると良いでしょう。
どこがポイント? ポータブル電源の選び方
①バッテリー
②出力ポートの種類と数
③定格出力と周波数
④出力波形
⑤安全性
⑥便利機能・災害時に役立つ機能
①バッテリー
ポータブル電源の購入時にまず1番重要なのが「バッテリー容量」でしょう。充電したい家電がどのくらい持つのか?の目安となります。
ちなみに、ポータブル電源のバッテリー容量は「Wh(ワットアワー)」で表します。この表記を目安に自分の使用用途に合ったポータブル電源を探しましょう。
目安の計算方法としては、この「Wh(ワットアワー)」は、1時間あたりの消費電力を表していますので、例えば消費電力が20Wの家電を3時間使いたい場合は、20W×3時間で60Whのバッテリー容量が必要となります。
以下がだいたいの目安です。
用途 | 必要バッテリー容量 | 価格の目安 |
---|---|---|
PCやスマホの充電 | 200Wh程 | 2~5万円 |
日帰りレジャーなどのちょっとした外出 | 300Wh程 | 2~5万円 |
キャンプや車中泊 | 500Wh~1000Wh | 5~10万円 |
防災時の停電などの非常用 | 1000Wh以上 | 10~15万円 |
PCやスマホの充電
スマホの充電は一般的に20~30wh程度、スタンダードなノートPCは45~65wh前後なので200whの容量があれば安心。
日帰りレジャーなどのちょっとした外出
家族分のスマホの充電、ゲーム機の充電などであれば300whほどあると、便利
キャンプや車中泊
扇風機やホットカーペットや電気毛布など季節家電や、小型冷蔵庫なども使用可能な500Wh~1000Whがおすすめ!
防災時の停電などの非常用
災害時には、大容量タイプを持っておくと停電復旧までの約2~4日間は緊急電源として使用可能
②出力ポートの種類と数
出力ポートに関しては、基本的に以下の3つがあります。
①AC出力ポート:家庭用電化製品用(ノートパソコン、扇風機、ミニ炊飯器など)
②USBポート(タイプA、タイプC):主にモバイル製品用(スマホやタブレット、ノートパソコン、USBライトなど)
③DC出力ポート(シガーソケット):車載用家電用(冷蔵庫や自動車用エアーポンプなど)
上記のポートが多くあり、同時に接続できる台数も多いと、大勢でのお出かけや災害時に便利です。
③定格出力と周波数
定格出力とは、安定して供給できる電気の量のことを言い、実際に使用したい電気製品の消費電力より、高くある必要があります。
電気製品には、それぞれ『消費電力』というものがあり、この消費電力がポータブル電源の定格出力を超えてしまう場合はその電気製品は使用できません。
定格出力の容量表記は「W(ワット)」で記載されています。例えば、定格出力500Wのポータブル電源に対して、消費電力600Wの電気製品は使用できません。
使用したい電気製品の消費電力をそれぞれ調べて、それの合計を確認してその合計が定格出力が超えないかチェックした上で購入を検討しましょう。
また、ACポート(コンセント型)を使う際は接続する電子機器/家電製品の対応電圧と周波数にも注意しなければなりません。家庭用コンセントの周波数は50Hz(ヘルツ)と60Hzの2種類に分かれています。(東日本が50Hz、西日本が60Hz)この周波数が使用したい家電とポータブル電源で異なる場合、正常に動かなかったり、最悪故障する可能性があります。そのため、「100-240v 50/60hz」のように表記されている両方の周波数で利用できるものを選ぶと良いでしょう。
④出力波形
出力波形とは、ACポート(コンセント型)を使用した時に出力される電気のグラムみたいなものを言います。出力波形には短形波(くけいは)・修正正弦波(しゅうせいせいげんは)・正弦波(せいげんは)の3種類があります。各波形によって使用できる電子機器が異なるので、選ぶ際には一般的な家庭用電気の波形である正弦波(せいげんは)を選ぶと良いでしょう。短形波、修正正弦波ですと、お手軽なポータブル電源があったりしますが、使用してしまうと故障の恐れがありますので自己責任でご利用ください。
⑤安全性
日本には電気用品安全法(PSE)という電気用品の製造・輸入・販売を事業として行う場合の手続きや罰則を定めた法律法律があります。電気用品を安全に使用できるように国が設けた基準をクリアしたものにはPSEマークというものがついています。今のところポータブル電源はPSEマークの対象ではないのですが、対象ではなくても、その基準を満たしているこのPSEマークがついているほうが安全といえるでしょう。
⑥便利機能・災害時に役立つ機能
基本の5つを確認したら、あとは非常時や災害時に役に立つ機能があるか?などで選んで見るのも良いかと思います。
例えばソーラー充電機能や、LEDライト機能、防水機能、高速充電機能など、あると便利なものを確認して購入の際に参考にしてください。
ポータブル電源 おすすめのブランド
世界累計販売台数が200万台以上突破!Jackery
アウトドアでよく利用されており、安定の人気を誇るJackery(ジャクリ)。2012年にアメリカ・カルフォルニアで誕生したJackeryは、「グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する」というビジョンを持つ会社で、2016年に、世界初となるアウドトア⽤ポータブル電源を発売しました。現在では、100以上のメディアがJackeryを推奨しており、94.7%の方が製品に対して満足という高い顧客満足度を維持しています。
Jackeryの特徴として、安心の正弦波・日本仕様の100V・二年間製品保証・無料配送があり、目的・用途で選べる4容量240Wh〜2000Whがあります。
公式サイトはこちら↓
見た目もかわいくカラバリ豊富★PowerArQ
PowerArQは、加島商事株式会社が販売するポータブル電源で、日本のブランドです。まだブランド誕生から6年ですが多くのランキングで1位を受賞している人気商品です。カラーが、チャコール・レッド・ジェットブラック・スノーホワイト・コヨーテタン・オリーブドラブとバリエーション豊富で見た目も可愛いのが特徴。P S E 検査合格済み製品なので安心。
公式サイトはこちらから↓
コスパ最高★AmpereTime
安く大容量のポータブル電源を購入したい人におすすめなのがAmpereTime。バッテリーのことに詳しくなくても大丈夫。専門のアフターサービスチームがいるのでいつでも相談可能です。お問い合わせの返信が早いという口コミもあるので、サポートが充実しているのは安心ですよね。
また、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用しているので、従来の鉛バッテリーよりも、軽く使用時間も鉛バッテリーよりも長く使えるというメリットがあります。
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